「眠れない」にも種類があります
一口に「眠れない」といっても、症状はさまざまです。
- 寝つきが悪い(布団に入っても30分以上眠れない)
- 途中で何度も目が覚める
- 朝早く目が覚めてしまう
- 眠れているはずなのに、日中ぼんやりする
どのタイプかによって、適した対処法が変わります。まずは自分の「眠れない」のパターンを確認してみましょう。
市販の「睡眠改善薬」とは
ドラッグストアで買える「ドリエル」「ネオデイ」などは、抗ヒスタミン薬が主成分です。花粉症薬の眠気の副作用を利用したもので、一時的な不眠(翌日の仕事が心配で眠れない、など)に使われます。
注意点:
- 連続使用は2週間以内を目安に
- 翌朝にも眠気が残ることがある
- 高齢の方、前立腺肥大のある方は使用に注意が必要
慢性的な不眠には効果が薄く、長期使用はおすすめしません。
メラトニンサプリについて
メラトニンは体内時計を調整するホルモンです。海外では一般的な睡眠補助サプリですが、日本では医薬品として扱われており、処方なしの販売は認められていません。
インターネットで購入できる「メラトニンサプリ」は、正規の医薬品ではなく、品質・含有量が保証されていないものも多いため注意が必要です。
処方睡眠薬の種類
医師に処方してもらえる睡眠薬は、大きく分けると次のとおりです。
ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系
従来から使われている睡眠薬です。効果は確かですが、依存性・翌朝の眠気・転倒リスクなどに注意が必要です。特に高齢の方への長期処方は慎重に行われます。
オレキシン受容体拮抗薬(ベルソムラ・デエビゴ)
比較的新しいタイプの睡眠薬です。依存性が低く、翌朝への影響も少ないとされ、近年処方が増えています。
メラトニン受容体作動薬(ロゼレム)
体内時計に働きかけるタイプです。依存性がほとんどなく、高齢の方にも使いやすいとされています。効果が出るまでに数週間かかる場合があります。
まず薬局に相談してみてください
「病院に行くほどではないかも」と思っている方も、薬局でご相談ください。症状や生活習慣を聞いたうえで、市販薬で対応できるのか、受診を勧めたほうがいいのかをお伝えできます。
睡眠の悩みは、早めに対処するほど改善しやすくなります。一人で抱え込まずにどうぞ。