熱中症は「なってから」では遅い
熱中症は、重症化すると命に関わる危険な状態です。しかし適切な準備をしておけば、多くのケースで予防・軽症対応が可能です。夏本番を前に、今のうちに備えておきましょう。
薬局で揃えておきたいもの
1. 経口補水液(ORS)
熱中症で失われる水分と電解質を効率よく補給できます。スポーツドリンクより塩分・糖分のバランスが医療的に設計されており、軽度〜中等度の脱水に有効です。
ポイント:普段から1〜2本ストックしておくと安心です。常温保存できるものを選ぶと便利です。
2. 塩分タブレット・塩飴
屋外作業や運動時に手軽に塩分補給できます。水分と一緒にとることが大切です。
注意:高血圧や腎臓病などで塩分制限をされている方は、摂取量に注意が必要です。かかりつけの薬剤師にご相談ください。
3. 冷却グッズ
冷却シートや冷感スプレーは、体温を素早く下げるのに役立ちます。首元・脇・太ももの付け根など太い血管がある部分を冷やすのが効果的です。
4. 解熱剤(アセトアミノフェン系)
熱中症による体温上昇に解熱剤は基本的には効果がありません。ただし、熱中症の症状に加えて発熱が重なっている場合、または小さなお子さんがいる家庭では、かかりつけ薬剤師に相談のうえ常備しておくと安心です。
こんな症状が出たらすぐ受診を
次の症状がある場合は、熱中症の重症化が疑われます。すぐに涼しい場所に移動し、救急への連絡を検討してください。
- 意識がぼんやりしている、返答がおかしい
- 体が熱いのに汗が出ていない
- けいれんが起きている
- 自力で水が飲めない
特に注意が必要な方
高齢の方、小さなお子さん、持病のある方(心臓・腎臓・糖尿病など)は、熱中症になりやすく、重症化しやすい傾向があります。薬の種類によっては熱中症リスクが上がるものもあります。お薬手帳を持って、一度薬剤師にご相談いただくことをおすすめします。
あしだ薬局では、熱中症対策グッズのご相談もお気軽にどうぞ。