ヘルペスの予防接種って?ワクチンの違いや市町村の補助制度について
「ヘルペスに予防接種があるって聞いたけど、本当?」
「市町村の補助があるって聞いたけど、どういう制度?」
最近、薬局でも 帯状疱疹ワクチン(ヘルペスの一種の予防) についてのご相談が増えています。
今回は薬局目線で、ワクチンの種類や費用、市町村の補助制度をわかりやすくまとめました。
🔎 ヘルペスと予防接種の関係
ここでいう「ヘルペスの予防接種」とは、
水ぼうそう(ヘルペスウイルスの一種)の後に潜伏しているウイルスが原因で起こる「帯状疱疹」の予防接種を指します。
帯状疱疹は50歳を過ぎると発症率が高くなり、
✅ 強い神経痛
✅ 発疹や水ぶくれ
✅ 治った後も痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」
など、生活の質を大きく下げてしまうことがあります。
💉 帯状疱疹ワクチンの種類と特徴
現在、日本で使われている帯状疱疹ワクチンは 2種類 あります。
ワクチンの種類 | 商品名 | 特徴 | 接種回数 | 予防効果 |
---|---|---|---|---|
生ワクチン | ビケン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) | 水ぼうそうワクチンと同じ成分。比較的安価。 | 1回 | 約50〜60% |
不活化ワクチン | シングリックス | より強力で長期間の予防効果。2回接種が必要。 | 2回 | 約90%以上 |
💡 ポイント
・「シングリックス」は費用が高めですが、より高い予防効果が期待できます。
・どちらを選ぶかは、年齢・体調・ご予算などによって決めますので、かかりつけ医と相談してください。
💰 市町村の補助金制度について
最近は多くの市町村で 帯状疱疹ワクチン接種費用の一部を助成 する制度が始まっています。
✅ 補助の対象年齢:
多くの自治体で 50歳以上(または60〜64歳など条件付き)の方が対象です。
✅ 補助の内容:
接種1回につき数千円の助成、または費用の半額負担など。
自治体によって金額や回数が違います。
✅ 手続きの流れ:
自治体のホームページや窓口で「帯状疱疹ワクチン助成制度」を確認し、
指定の医療機関で接種を受けます。
接種後に申請する場合と、窓口で助成券を受け取ってから接種する場合があります。
※ お住まいの市町村ごとに制度が異なりますので、必ず最新情報を確認してください。
薬局でもご案内できますので、お気軽にお尋ねくださいね。
🏥 薬局でお手伝いできること
💡 「どのワクチンを選べばいい?」
💡 「補助制度を使いたいけど、手続きが分からない」
💡 「帯状疱疹後神経痛の治療薬や予防について知りたい」
当薬局では、こうしたご相談にお答えしています。
お薬手帳を確認しながら、他のお薬との兼ね合いや体調の確認もできますので、接種を考えている方はぜひお声がけください。
✅ まとめ|帯状疱疹ワクチンでヘルペスを予防しよう
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帯状疱疹は ヘルペスウイルス によって起こる病気で、強い痛みを残すことも。
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生ワクチン(ビケン) と 不活化ワクチン(シングリックス) の2種類があり、効果や費用が異なります。
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多くの市町村で 接種費用の助成制度 が始まっています。
ぜひこの機会に、かかりつけ医や薬局で相談してみてくださいね😊