お薬季節

梅雨入り前に見直したい、お薬の正しい保管方法

梅雨は「お薬の保管」にとって要注意の季節

6月に入り、湿度と気温がぐっと上がる季節になりました。実はこの時期、知らず知らずのうちにお薬の品質が変化してしまうことがあります。

お薬の多くは「直射日光・高温・多湿を避けて保管」と説明書に書かれています。普段は気にならなくても、梅雨〜夏場の蒸し暑い室内は、まさにこの「避けたい環境」そのものです。


シートから出した薬を放置していませんか?

錠剤やカプセルを「飲みやすいから」とシート(PTP包装)から出して、タッパーやピルケースにまとめて入れている方も多いのではないでしょうか。

実はPTPシートには、湿気から薬を守る役割があります。シートから出した状態で長期間保管すると、

  • 錠剤が湿気を吸って変色・崩れる
  • カプセルがやわらかくなったり、くっついたりする
  • 効果が弱くなる

といったことが起こる場合があります。1回分ずつ出すなど、飲む直前にシートから取り出すのが基本です。どうしても分けて管理したい場合は、薬剤師にご相談いただければ、保管方法を含めてアドバイスいたします。


特に注意したい薬の種類

坐薬

体温で溶けるよう作られているため、夏場は冷蔵庫保管が必須のものがほとんどです。冷蔵庫に入れ忘れると、溶けて変形してしまうことがあります。

点眼薬・点鼻薬

開封後は雑菌が繁殖しやすくなります。高温多湿の環境では、表示されている使用期限より早めに使い切ることをおすすめします。

シロップ・水薬

特に小児用の抗生物質シロップなどは、冷蔵保存の指示があるものが多くあります。常温に置いたままにすると、品質が落ちるだけでなく雑菌が増える原因にもなります。

貼り薬(湿布・パッチ剤)

高温で粘着成分が変質し、剥がれやすくなったり、肌への密着が悪くなったりすることがあります。


保管場所のポイント

  • 直射日光の当たる窓際・車の中はNG — 車内は短時間でも高温になります
  • キッチンや洗面所など湿気の多い場所も避ける
  • 冷蔵庫保存の指示がある薬は、他の食品と分けて保存ケースに入れると誤食防止にもなります
  • 自宅にある古いお薬は、この機会に使用期限を確認してみましょう

あしだ薬局からひとこと

「このお薬、このまま保管していて大丈夫?」「冷蔵庫に入れた方がいいの?」など、保管に関する疑問もお気軽にご相談ください。

お薬を安全に、効果的に使っていただけるよう、これからもサポートしてまいります。

お薬・健康に関するご相談はあしだ薬局へ