「なんとなく体調が悪い」の原因、実はエアコンかもしれません
毎年この時期になると、「疲れやすい」「頭が重い」「お腹の調子が悪い」といった相談が増えます。その多くに共通するのが、長時間のエアコン使用による**冷房病(クーラー病)**です。
冷房病は病名ではなく、冷えすぎた環境に体がうまく対応できなくなることで起こる、さまざまな体調不良の総称です。
こんな症状が続いていませんか?
- 体がだるく、疲れが取れない
- 肩こり・頭痛
- 食欲不振・胃腸の不調
- 手足の冷え・むくみ
- 眠れない、眠りが浅い
これらは、室内外の温度差によって自律神経のバランスが乱れることで起こります。特に外気温が30℃を超える日に、冷房の効いた室内(25℃以下)との往復が続くと、体が体温調節の切り替えに追いつけなくなります。
特に注意が必要な方
- 女性・高齢者: 筋肉量が少なく体が冷えやすい
- デスクワークの方: 長時間同じ姿勢で冷風にあたり続ける
- 冷たい飲み物をよく飲む方: 内側からも冷やしてしまう
日常でできる冷房病対策
エアコンの設定を見直す
室温の目安は28℃前後。外気との温度差は5℃以内が理想です。冷えすぎを感じたら、まず設定温度を上げてみましょう。
カーディガン・レッグウォーマーで体を守る
特に首・手首・足首の「三首」を温めると、体全体が冷えにくくなります。職場や車内用に1枚用意しておくと便利です。
温かい飲み物を意識して取り入れる
冷たい飲み物は胃腸を冷やし、消化機能の低下につながります。麦茶・ほうじ茶・生姜湯など、常温または温かい飲み物を合間に取り入れましょう。
軽い運動・入浴で血行を促す
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分つかるだけで、体の芯から温まり自律神経が整います。ウォーキングなどの軽い運動も効果的です。
市販薬で対応できることも
冷房病による不調には、漢方薬が効果的な場合があります。
- 冷えからくる胃腸の不調 → 六君子湯・人参湯など
- 体の冷え・むくみ → 当帰芍薬散・五苓散など
- だるさ・疲れ → 補中益気湯など
ただし、同じ症状でも体質によって合う薬が違います。「どれを選べばいいかわからない」という場合は、薬剤師にご相談いただくのが一番です。
あしだ薬局からひとこと
「最近なんとなく調子が悪い」と感じたら、まずは生活環境を見直してみてください。冷房病は適切な対策で改善できることがほとんどです。
市販薬の選び方や、今飲んでいるお薬との飲み合わせなど、お気軽にご相談ください。